1999年入社
(41歳の時のインタビュー)
高校卒業後に入社しましたが、建築業に興味があったというわけではありません。友人たちと一緒になんとなく工業高校へ入り、気がつくと建築の世界へと足を踏み入れていました(笑)。
24歳頃からある程度の現場を任されるようになりました。そこから、自分でCADを用いて施工図を設計したり、工程表を計画したりと段取りをして、現場の指揮を執る仕事をしています。
社員みんなが喋りやすい環境です。年下の子たちも自分の意見を出し合っていて。社長も若く、歳が近しいということあって若い子たちも熱意を受け、仕事に励んでいるように思います。
建物をゼロから造っていくので、完成した時はやっぱり嬉しい。作業途中もその都度やりがいはありますが、自分で施工図を描いて段取りしてきた建物が完成したときの感動は別格です。
現場の一日の始まりは朝礼から
毎朝、現場に入る業者の職人さんと今日の作業内容や安全についての打合せを行い眠っていた身体をラジオ体操で温め本日もご安全に!!の一言と共に作業の開始です。
午前中は昨日打合せを行った内容や作成した図面を基に現場がスムーズに精度・品質よく工事をしているかをチェック(管理)します。
お客様や業者さんとの打ち合わせも行ったりします。
お昼の休憩を一時間とります。
家族が作ってくれたお弁当や外食をしたり午後からの仕事に備えエネルギーを補給します。
ひと呼吸おいたら午後からの打ち合わせや仕事の準備をしたりもします。
昼休憩を終えると、現場の各業種のリーダー職長さんを集めて、午後からの作業の確認や図目を広げて明日の作業の確認・搬入状況についての打ち合わせなどを行ったり、現場のスケジュールの調整をします。
現場の業務は終了となります。
各職人さんが現場から帰られる前に作業場所の片付けの確認や危ない箇所がないか見回りを行い、明日の作業や打ち合わせの準備をして時間が足りないときは残業することもあります。
現場へ入られる方がまた明日も安全に作業できるようそして、家族の元へケガ無く無事に帰れるよう考え、準備します。
現場監督さんの大事な仕事のひとつです。
2019年入社
(20歳の時のインタビュー)
もともと、父がこの会社で型枠工事の仕事をしていました。父が現場で働いている姿を見かけたとき、その背中が格好良かった。そこから、型枠大工という仕事に興味を持ち、入社しました。
組み立てた型枠にコンクリートを流し込み、成型していく”型枠大工”として働いています。市役所などの鉄筋コンクリートの建物や道路から、住宅の基礎工事まで幅広く請け負っています。
社員同士和気藹々と楽しく、そして真剣に仕事と向き合っています。これから技術力も伸びていくと思うし、仕事を覚えたりスキルアップのサポートもしてくれるのでやる気が持てます。
型枠工事は奥が深く、とても難しい。だからこそやりがいがあるし、完成後に組んでいた型枠を解体したときに現れる建築物を見たときの達成感は何とも言えない気持ちよさがあります。
現場を受け持っている時は、朝から現地へと直行します。職人たちは、7時半頃から集まり出し、現場で挨拶や清掃を始めます。8時から朝礼、ラジオ体操、ミーティングなどを行なってから、一度現場を回って建物の状況を確認します。それから各々実務へ。型枠工事は、主に2人1組のチームで仕事をします。施工士は、職人が効率よく働けるように自らが描いた施工図を用いて指示を出します。10時に30分の午前休憩を行います。
12時から13時まで、1時間の休憩に入ります。午前と午後にそれぞれ取る30分の休憩もそうですが、現場での休憩時間はしっかりと体を休めて集中力を取り戻すのと同時に、現場監督である職長のもとチームで報連相を行う大事な時間でもあります。現在の進捗状況や次の作業のスケジュールについてなど、お互いに自分の意見を出し合って、何か問題が起こった場合でもすぐに解決できるように調整・共有を行います。
昼休憩を終えると、現場の職長を集めて工程スケジュールの確認と打ち合わせを行い、昼の業務を開始します。職長は、現場の効率を考えて設計士が出した設計図から型枠加工帳という細かな展開図を作り、それをもとに現場の作業員に指示を出します。施工士は、施工図や工程表を描き、現場の職人との打ち合わせがメインの仕事。施工図は、現場に出てない時に、合間を縫って事務所に戻り、空いた時間を利用して描きます。
17時で業務は終了となります。それまでに切り上げられるように、30分ほど前から後片付けを行いつつ現場をもう一度視察して何か問題は起こってないか、進捗状況から明日の作業工程の確認などを行って解散します。施工士は、図面や作業工程の確認、現場写真や書類の整理など翌日に備えた準備を行なって、その日の作業を終えます。時間が足りず残業することもありますが、良いものを造るためには妥協はしません。